penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

カルミナ・ブラーナ7 レヴァイン

今日の1枚。「カルミナ・ブラーナ」ジェイムズ·レヴァイン指揮·シカゴ交響楽団(1984年7月録音。61分58秒)
レヴァイン40歳の録音。レヴァインらしいダイナミックな演奏である。
ソプラノの当時31歳のジューン・アンダーソンの歌声は美しいが、少し若さを感じる。テノールのフィリップ・クリーチはこのディスク以外では聞いたことがないが、とにかく力強い。カルミナ・ブラーナの数ある演奏の中で一番力強く歌っている。到底、焼かれている白鳥には聞こえず、ヒクイドリが敵と闘って、キックを食らわしているようなボリュームである。それはそれで面白いのだが。バリトンベルント・ヴァイクルは表現力が豊かで聴き応えがある。シカゴ交響楽団のブラスセクションはさすである。ファンファーレは迫力満点で、楽しくなる。