penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典72 コリン·デイヴィス

今日の1枚。「春の祭典」コリン·デイヴィス指揮·アムステルダム·コンセルトヘボー管弦楽団(1976年11月録音。大地礼賛16分23秒、いけにえ18分23秒、計34分46秒)
デイヴィス49歳の録音。名演奏·名録音とされてきたディスク。ただ、発売当初からどこが名演奏かと疑問に思っていた。コンセルトヘボー初めての「春の祭典」録音で、デイヴィスとの録音も1974年の「幻想交響曲」以来2回目ということで、期待が大きすぎたのだろう。聞いてみると、録音レンジもさして広くなく、生真面目で、落ち着いたオーソドックスな演奏。安定はしているが、全く面白みのない演奏だった。さらに「大地の踊り」ではトランペットの音も小さかったりした。名演奏·名録音と呼ばれているものすべてがそうであるとは限らない良い例となったディスクである。