penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典95 モントゥー1

今日の1枚。「春の祭典」ピエール·モントゥー指揮·パリ交響楽団(1929年1月録音。大地礼賛14分55秒、いけにえ16分55秒、計31分50秒)
モントゥー53歳のモノラル録音。「春の祭典」の世界初録音。
そもそも、モントゥーは1913年5月29日「春の祭典」の初演指揮者(当時38歳)である。1929年というと、世界恐慌の年であり、初演からまだ16年しか経っていない年である。
モントゥーは「春の祭典」を4回録音しているが、もちろん、その1回目でもある。さすがにノイズだらけで聞くに堪えないが、初演に一番近い資料として興味深い。至るところで、弦楽器がそろっていない(特に「いけにえの踊り」はひどい)が、当時の演奏が偲ばれる。