penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典43 マゼール1

今日の1枚。「春の祭典」ロリン·マゼール指揮·ウィーン·フィルハーモニー管弦楽団(1975年録音。大地礼賛16分16秒、いけにえ18分35秒、計34分51秒)
ウィーン·フィル初の「春の祭典」録音。マゼール45歳の演奏。弦はきれいな響きだが、全体的にウィーン·フィルらしからぬ荒々しい演奏で、面白い。録音レンジも広く、聞き応えがある。マゼール独特のテンポ感が発揮されている。特に「敵の都の人々の戯れ」のホルンの刻み方や、「乙女たちの神秘的な集い」の最後のティンパニの11連打はめちゃくちゃ遅い。それ以外はテンポよく進められている。ウィーン·フィルで聞くならこの一枚。