penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典47 ブーレーズ2

今日の1枚。「春の祭典」ピエール·ブーレーズ指揮·クリーヴランド管弦楽団(1969年録音。大地礼賛16分30秒、いけにえ17分47秒、計34分17秒)
ブーレーズ44歳の演奏。「春の祭典」の規範となる歴史的名演。研究しつくされた総譜を見事に音に表している。落ち着いたテンポではあるが、歯切れも良い。録音レンジも広く、迫力も申し分ない。本当に素晴らしい!フランス国立放送管弦楽団盤からたった6年でこれほどまでに高められるのが、信じられない。1960年代から1970年代で最高の演奏。これ以降の演奏家はこのCD を無視して録音できないくらいになってしまった。この演奏を基準にどう個性を出していくのかが、勝負となった記念すべきアルバム。「春の祭典」はこのCD から聞くべし。