penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典100 ストラヴィンスキー1

今日の1枚。「春の祭典」イーゴリ·ストラヴィンスキー指揮·コロンビア交響楽団(1961年1月録音。大地礼賛14分41秒、いけにえ16分45秒、計31分26秒)
ストラヴィンスキー77歳のステレオ録音。自作自演。ストラヴィンスキーは多くの自作自演のレコーディングを残した。それは独断的な演奏に対する作曲家ストラヴィンスキーの抵抗であったとされる。つまり、演奏家の解釈の恣意性を嫌ったストラヴィンスキーの模範的解釈を提示するために自作自演をしたのであった。その意味で、まずは真摯に彼の演奏に耳を傾けなければいけない。
トータルタイムが31分26秒なのは、他の平均的な演奏時間に比べて5分前後速く感じる。インテンポで演奏するとこうなるということか。ただ、「いけにえの踊り」は、指揮がうまくいかなかったのか、演奏に滑らかさがなく、ぎこちなく感じる。