penguin-nack’s diary

「春の祭典」など個人的に好きな音楽を気ままに綴っています。

春の祭典63 アバド

今日の1枚。「春の祭典」クラウディオ·アバド指揮·ロンドン交響楽団(1975年2月録音。大地礼賛15分30秒、いけにえ17分39秒、計33分09秒)
アバド41歳の録音。録音レンジは広く迫力充分。私が「春の祭典」に初めて触れたアルバムである。私の「春の祭典」の原点であり、基準となる演奏。P.ワンドレイ画のアルバム·ジャケットも派手でインパクトがあり気に入っていた。演奏も、後のベルリン·フィルのアバドと違い、荒々しい演奏になっている。それが「春の祭典」のバーバリズム感と一致していて、かえって心地いい。テンポも速めだが、速すぎるわけではなく、これまた心地いい。刷り込み現象で贔屓目で見ていると言われそうだが、録音もいいので、是非お薦めしたい一枚である。